傷口から、血が溢れ、吹き出るような生々しさを感じる

もう、あたしを切ってくれ。
あたし、いらない。
感情、いらない。

会うなりいきなり、
『玉姫様』、貸してと、言われる。
どうして？
何で私が、戸川純を好きだと知っているのですか？
はい。確かに、小学生の時、その音楽を耳にして、
あたしの中の、何かが確実に変わりました。
好きですよ。
でも、今まで、戸川純について、
誰とも一度も話した事なんか、ない。
そんな私の気持ちを、悟られたのか、
好きでしょ？
ゲルニカも、ヤプーズも、持ってるでしょ？
はい。おっしゃる通りでございます。
怖い。怖いよー。
あなたは、私の何を知っているのですか？
自分の好きなモノは、余り口に、出さない方だ。
(ART-SCHOOLは、おもいっきり公言してますけどね。)
好きなモノを共有したいとは、特に思わない。
彼曰く、
知ってる事が、多いから、
いちいち説明しなくていいのが、良いと。
はぁ。
私を、買い被り過ぎですね。
全然、無知ですよ、私なんか。
例えば、初対面。
好きな音楽が一緒ってだけだと、
そんなに深い仲になれるとは、思えない。
でもね、
好きな作家が一緒だと、気が合いそうな気持ちになる。
彼が言いたいのは、多分、そういう事だと思う。
以下、彼から出題されたお題？？