脈略のない会話を楽しむ

深夜0時過ぎに、電話が鳴る。
誰だろう。知らない番号が、表示された。
普段なら、無視するとこだけど、何故か、出てみたんだ。
何だか、虫の知らせが、あったのかもしれない。
「元気?知らない番号なのによく出たね?」
向こうからは、懐かしい声が、聞こえた。
新しく電話を、買ったのだろうか。
声聞くだけで、何だか、嬉しいような。照れくさいような。
ドキッと、する事を、躊躇いもなく言うものだから、
何だか、こちらが、空回りしてしまう。
いつもながら、元気が、ないようだった。
一時間弱の会話の中で、感情がコロコロ変わっていくのが、
声の調子や、話す速度で、よく感じ取れた。
所々、何を言ってるか、わからなかった。
だから、曖昧に返事を、返す私。ごめんね。
何故か、質問攻め。
どう??と、聞かれても、困る。
ま、ぼちぼちです。精一杯の返答を。
相変わらず、片言の喋りだと、指摘される。
お互い様だと、思いますが。
電話、嫌いなの知ってるくせに。
久々の長電話。一時間以上。私にしては、珍しい事。
他愛のない話をしただけなのに、
「ありがとう。なんか、元気でたよ。」
いえいえ、こちらこそ。
あなたが元気なのが、私の元気です。
とは、言えません。
電話って、切るタイミングが、わからない。
難しくないですか??