お世話になってます

口には、出せないけど、
母親には、日頃から、本当に、感謝しているのです。
ありがとう。
それと同じ位、
「こんな娘で、ごめんなさい。」
と、いう気持ちで、いっぱい。
こんな娘を持って、不幸だよね。
ごめんなさい。

今日は、母の日。
物心ついた時から、欠かさず、母の日には、花を贈っている。
まだ私が、小さかった頃の記憶。
今考えると、
小さい私に、おまけしてくれてたんだろうなー。
500円位で、豪華な花束、作ってくれてた。
今時、そんな値段じゃ、
あの時みたいな立派な花束は、買えないよ。
小さな私にも、
ラッピング材、リボンの色、きちんと選ばさせてくれた。
お姉さん、きれいだったな。
幼少の頃を思い出す。
小銭を握り締め、一人、花屋さんへ。
数多く並んでいる、綺麗な花の中から、
母を思い浮かべ、花を、選ぶ。
小さい頃は、花の名前、全然知らないから、
「これ下さい。」
って、指差しながらの、やりとり。
何故だか、
幼い頃の私は、カスミソウが、とても好きで、
「これ下さい。」の後に、必ず、
「カスミソウも一緒に、入れて下さい。」
って、言ってた。
凄く、それ、鮮明に覚えてる。
小さい頃の私が思う、母の日って、
自分一人で、母の為に、花束を買いに行く。
って行為が、少し大人に近付いた様で、
嬉しい日だったんだよ。
自己満足?
母親に、感謝の気持ちが現れるのは、もっと先の話。
父親が、
「危ないから、花屋さん、一緒に行こうか?」
って、言っても、一切聞く耳、持たず。
一人で、行くからこそ、束の間の、大人気分なのですよ。
花屋に限らず、
「一人で、大丈夫。」
って言った事、他にも、たくさんあったな。
年上の人達と、遊ぶのが、好きだった。
小学生の子供の私が、同級生を見て、
子供だなー。
なんて、冷ややかな視線を送ってた。
早く大人になりたかった。
一人で、何でもしたかった。


今年は、母親に、鉢植えのカーネーションを贈った。


あの頃、早く大人になりたがっていた私は、
月日が幾度となく、流れ、
年齢だけは、立派な大人に。


嫌な汚い酷い、大人になってしまった。


大人に憧れていた、幼き私が、
今の私の姿を見て、
嘆き悲しんでいるのが、闇の中に見えた。。。

脳内BGMは何故だか、
フジファブリック/花屋の娘