ピンクの手錠に繋がれて

面白い。
どれだけ、雨に好かれているのだろう。
聴かせて頂いた物は、とっても愛おしい世界観が、広がっていて、
頭の中が、真っ白になった。
何も感じない。
反応出来やしない。
ありとあらゆる全ての感情を、奪われる。
残されたのは、野暮ったい躰だけ。
「無」の状態。
何も、言えない。
何も、言って欲しくないだろうし。
結局、
いつまで経ったって、根本に流れている物は、
そうそう、変わらないのだろうし、
たやすく、変えられないのだろうな。
引きずる想いを、両の手いっぱいに抱えながら、
時には抱えられなくて、指の間から、こぼれ落ちたり。
それらを捨てる事なく、必死に、かき集める。
そうやってしか、生きられない。
でも、何か強い感じがしたよ。
だから、
暫くは、きっと大丈夫だろうな。