不安な眼をしたまま

銭湯に行く。
隔週日曜日は、銭湯に行く日にしよう。
と、思う。
大きなお風呂は、手足をノビノビ出来て、本当に気持ちがいい。
400円で、こんなに気持ちが、ゆったりと出来るのなら、安いもんだ。
もう少し暖かくなったら、チャリで、いろいろな銭湯に行ってみよう。
もう、春夏は、スカート履けそうにありません。
アザだらけ、傷だらけの私の足を見て、
隣の隣で、体を洗っていた婦人が、
遠慮気味に、優しい言葉を掛けてきた。
決して、人の心に土足で、入り込んでくる感じでなくて、
程良い距離間を保ちつつ、話し掛けてきてくれた事が、
とっても、嬉しくて、恥ずかしかった。
人の温もりを、存分に感じた日。
チェンマイに、行くと計画している友人に、
私が過去に行った際、書き連ねた、
チェンマイmemoなるもんを、勝手に送り付ける。
いい迷惑かな。
「楽しんで欲しい」という気持ちからの、お節介。
手紙を書く気持ちを、ここ数年、忘れていたよ。
今は、何だって、メールが多いからね。
相手の事を想い浮かべながら、
選ぶ、便箋。
選ぶ、封筒。
選ぶ、切手。
私は、長い間、密かに、切手収集を趣味としていた頃があった。
ただ、集めるだけじゃなくって、
高価な物でも、惜しげもなく、実際に使っていた。
昔、頻繁に手紙を書いていた私は、相手の好みに合いそうな物を、
膨大な切手コレクションの中から選ぶ時間が、とても好きだった。
手紙を送った相手から、
「切手いつも楽しみにしてるよ」
なんて、言われると、益々、選ぶのが楽しくなったもんでした。
今思うと、暗い少女時代な気が、、、
あはは。
その膨大な切手さん達は、今どうしているかというと、
部屋を飛び出した際に、持って来るのを忘れてしまいました。
まぁ、そう考えると、たいして大切じゃなかったのかもしれない。
知人を通じて、
手紙が苦手だった、その部屋の主の、近況を耳にする事も、あります。
一年に一度、
開封される事のない手紙が、私の元へ届きます。
それには、何故か、その中の切手が貼ってあります。
しかもご丁寧に、毎回、高価な切手なんだよね。
主に切手を、見極める能力があるとは、とても思えないのに、
高価な物を、感覚的に選んでしまう所に、脱帽してしまう。
いい加減、開けてみますかね。